施設基準と取り組み
歯科医院の施設基準と取り組み
当院で届け出ている主な施設基準と、それに基づく取り組みをご紹介します。
これらの基準を満たすことで、より安全で質の高い歯科医療の提供に努めています。
設備紹介
より確かな安心と、精度の高い治療を届けるために
おにぎりデンタルクリニックでは、患者様に「今の私たちに出来得る最善の治療」を提供したいと考えています。
そのため、最新の設備を整えました。数十倍の世界を映し出すマイクロスコープ、骨の構造まで立体的に描くCT、そして負担の少ない型取りを実現する口腔内スキャナー。
これらの機器を導入し、その精度を最大限に引き出すための技術習得を怠らないこと。それは、私たちが歯科医として患者様に向き合うための矜持でもあります。
私たちが導入している主な設備と、それらがどのように皆様の治療に役立つのか、その詳細をぜひご覧ください。
口腔内スキャン
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1. 患者様の負担軽減
嘔吐反射の軽減: 粘土状の型取り材(印象材)を口に入れる必要がないため、嘔吐反射の強い方でも快適に歯型を採取出来ます。
スキャン作業は数分で完了し、不快感や負担を大幅に減らします。
2. 精度の向上と治療の質の向上
ミクロン単位で口腔内をスキャンでき、 従来の型取りよりも正確で歪みのないデータが得られます。 これにより、 詰め物や被せ物、 矯正用マウスピースなどの適合性が高まります。
撮影したデータはすぐに確認でき、 その場で患者様と一緒に状態を確認しながら治療計画を立てる事が出来ます。 また、マウスピース工場などへのデータ送信もスムーズに行えるため、製作期間の短縮にもつながります。
3. デジタルデータの活用
視覚的な説明: 撮影した口腔内の3D画像をモニターに映し出し、患者様ご自身が口の中の状態をを確認する事が出来ます。これにより、 治療の必要性や計画が分かりやすくなります。
データ管理の容易さ:また、歯型データがデジタルで保存されるため、紛失の心配がなく、過去のデータとの比較も簡単に出来ます。これにより、経年変化の確認やメンテナンスにも活用出来ます。
外感染1(歯科外来診療感染対策加算1)
- 徹底した感染予防対策を行っています。
- 治療に使用する器具は、予備洗いにてジェットウオッシャー、その後ClassB滅菌器(高圧蒸気滅菌器)などを用いて、患者様ごとに滅菌処理を施しています。
- 診療中に飛散する唾液や血液などによる院内感染を防ぐための体制を整えています。
補管(クラウン・ブリッジ維持管理料)
- 保険で作製した差し歯(クラウン)やブリッジを、2年間にわたって責任をもって管理・保証するための基準です。
- 治療後も定期的な検診やメンテナンスを通じて、補綴物(かぶせ物やブリッジ)の状態をチェックし、長持ちさせるためのサポートを行います。
歯科訪診
- ご自宅や施設に伺って歯科診療(訪問歯科)を行うための機器や人員に関する基準です。
- 通院が難しい方に対しても、専門的な知識と適切な器具をもって、質の高い歯科医療を提供する事が出来ます。
歯初診
- 初期治療や急な病状変化に対応できるよう、緊急時の体制や医療連携体制が整っている歯科医院です。対象の歯の位置や噛み合わせの強さによっ
- AED(自動体外式除細動器)の設置や、偶発症(治療中の急な体調不良など)に対応するための設備と研修を実施しています。
歯技連2(歯科技工士連携加算2)
- 歯科技工士と歯科医師が綿密に連携し、技術的な相談や打ち合わせをすることで、患者様により適合した歯科技工物を提供する事が可能になっています
歯技連1(歯科技工士連携加算1及び光学印象歯科技工士連携加算)
- 当院と提携する歯科技工士が、必要に応じて直接診療に立ち会い、患者様のお口の中の状態や要望を把握した上で、かぶせ物などを作製することもできます(症例により毎回ではございません)
- 歯科技工士が診療に立ち会うことで、色や形といった細かな調整が可能になり、より自然で精密な技工物が期待出来ます。
歯CAD(CAD/CAM冠及びCAD/CAMインレー)
- コンピュータを用いて設計・作製するかぶせ物 (CAD/CAM冠) や詰め物 (CAD/CAMインレー)を保険診療で提供するための基準です。
- 金属アレルギーの心配が少ない硬いプラスチックを使用し、自然な見た目の歯科技工品が提供出来ます。
- ※対象の歯の位置や噛み合わせの強さによっては製作できない場合もございます。
光印象(光学印象)
- 小型のカメラ(口腔内スキャナー)を使って、歯の型取りを行うデジタル技術を導入している基準です。
- 症例によっては従来の粘土のような材料を使った型取りが不要になるため、嘔吐反射のある方も負担が少なく型取りが出来ます。
医管(歯科治療時医療管理料)
- 全身的な病気(高血圧、糖尿病など)をお持ちの患者様に対し、全身状態を管理しながら安全に歯科治療を行うための基準です。
- 治療中に血圧や心拍数などを測定し、医科(内科など)とも連携しながら、患者様の安全を最優先に治療を進めます。
設備1 むし歯
ダイアグノデント
当院では、すべての方の「歯を削らない選択肢」を広げるために、レーザーを使ったむし歯診断機器「ダイアグノデント」を導入しています。
こどもの 「見えないむし歯」 リスク
子どものむし歯は進行が早く、自覚症状もほとんどありません。
この「見えないむし歯」 を数値で客観的に見つける事が出来るこの機器は、予防歯科において非常に有効です。
ダイアグノデントの仕組みとメリット
無痛で数値化:
ペン型の器具を歯に当てるだけで、痛みや振動は全くなく、歯を傷つけません。むし歯の進行度を $0 \sim 99$ の数値で客観的に表示します。
早期発見・精密診断:
肉眼やレントゲンでは見逃しがちな、歯の溝の奥深く(裂溝)や歯と歯の間の初期のむし歯(表層下う蝕)を検出出来ます。
治療の「タイミング」を判断:
数値データにより、「今すぐに歯を削る必要があるか」「フッ素コーティングなどのケアで改善出来る段階か」を正しく判断する事が出来ます。
(数値 $16 \sim 40$程度)は、数値を見ながら経過観察し、初期のむし歯の場合、歯を削らずに再石灰化を促すことで治療をせずに済む事もあります。
ダイアグノデントは、出来る限り歯を削らないMI治療を実現するためにとても有効な医療機器です。
う蝕検知液
う蝕検知液とは、むし歯に感染した部分だけを赤や青などに染める特殊な検査液です。歯科治療において、必要最小限の切削(MI治療)とむし歯の感染抑止を両立させることに有効です。
う蝕検知液の主な役割とメリット
感染部位の可視化:
目視では分かりにくい、細菌に感染した「う蝕象牙質」に浸透して色を付けることで、むし歯の範囲を明確にする事が出来ます。
削りすぎの防止(MI治療):
感染層のみを正確に染めるため、削る必要のない健康な歯質を温存し、歯の寿命を延ばすこと(歯の保存)に繋がります。
治療の均一性:
歯科医師の経験や感覚に頼る部分を減らし、診断・治療の客観性と均一性を高め、治療の精度向上に繋がります。
この検査液を使うことで、むし歯の取り残しによる再発を防ぐとともに、削りすぎることによる歯のダメージを最小限に抑える事が出来ます。
設備2 口腔内検査
オラモ
当院では、噛む力(咬合力)やその力の分布を科学的に測定する咬合圧検査を行っています。これは、従来の視診や触診だけではわからなかった、お口の機能を客観的に評価するために非常に重要な検査です。
特に、口腔咬合力測定器「オラモ(Oramo)」などの専用機器を使用し、センサーを歯に挟んで噛んでいただくだけで、噛む力の強さや偏りを数値化して表示する事が可能になります。
咬合圧検査の主な目的
口腔機能低下症の診断:
加齢などによる噛む力の低下が著しい患者様でも、正確な診断の根拠とする事が出来ます。
噛み合わせの状態評価:
噛む力の低下を具体的に把握し、最適な治療計画を立てることに役立ちます。
治療効果の判定:
歯科治療や義歯調整の前後で、咬合力がどう変化したかを客観的に評価する事が出来ます。
義歯を使用している方も、義歯を装着した状態で検査を行う事が可能です。
口腔内細菌カウンター
当院では、細菌カウンターという専用機器を用い、唾液や歯垢(プラーク)からむし歯菌や歯周病菌を含む口腔内の総細菌数を測定する”口腔内細菌検査”を実施しています。
検査の主な目的
この検査の目的は、むし歯や歯周病になりやすい口内環境を客観的なデータで把握し、患者様お一人おひとりに合わせた予防・治療計画を立てることにあります。
リスクの可視化:
口腔内の総細菌数を測定し、むし歯のリスクを数値化・可視化します。
治療効果の測定:
治療後に菌が減ったか、細菌叢が改善したかを客観的に確認出来ます。
全身疾患との関連:
誤嚥性肺炎など、全身疾患のリスク管理にもつながります。
細菌カウンタ(DEPIM技術)のメリット
当院で使用する細菌カウンタは、パナソニック独自のDEPIM技術を採用しており、以下の特徴があります。
迅速な結果:
約1分という短時間で口腔内の細菌数を測定出来ます。
分かりやすい表示:
測定結果は7段階のレベルで分かりやすく表示されます。
個別指導への活用:
結果がその場ですぐに分かるため、患者様ご自身の口腔ケア指導に活用でき、予防に対するモチベーション向上に繋がります。
舌圧計
当院では、舌の力(舌圧)を数値で測定する舌圧計を導入しています。これは、食べ物をこれは、飲み込む(嚥下)機能や、しゃべる、口の中を清潔に保つといった口腔機能が、低下していないかを客観的に評価するために使われます。
検査の主な目的とメリット(全世代共通)
舌圧計による測定は、食事を安全に楽しむためにとても重要です。
嚥下機能の評価:
食べる力が落ちてきていないか?
正しく飲み込めているか?
発音・会話に問題が出ていないか?といった舌の総合的な機能を測定し、嚥下障害リスクの有無を検査します。
リハビリテーションの指標:
舌のトレーニング(舌体操)の効果測定や、MFT(口腔筋機能療法)の効果が出ているかを客観的に評価していきます。
測定でわかること
小さな風船状のセンサーを舌と上あごで挟み、その最大圧力を測ります。一般的に30kPa(キロパスカル)以下の場合、低舌圧として機能改善が必要と診断される事が多いです。
設備3 根管治療
歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)による精密治療プレシジョンSM622
肉眼では確認できない小さな異変も見逃さないために、当院では歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)を導入しています。
マイクロスコープがもたらす安心と治療の向上
正確な診断と早期発見:
肉眼の20倍にまで視野を拡大することで、小さな異変や、肉眼では見落としがちなむし歯まで発見する事が出来ます。
最小限の侵襲(MI治療):
むし歯部分と健康な部分との境目を細かく見極め、歯への侵襲を最小限に抑える事が可能となります。
根管治療の精度向上:
肉眼では見えない根管内の病巣までしっかりと確認出来るため、より精度の高い根管治療が行えるようになります。
納得のいく説明:
マイクロスコープにはカメラが設置されており、処置の様子を映像で確認いただけます。患者様ご自身に治療内容を正確に把握していただく手助けとなります。
CT
パンエクセル3D NEOを導入いたしました。
従来のX線写真は2次元的な平面での診断しかできませんが、CT撮影により歯や顎の骨を3次元的、立体的に様々な方向から診査と診断を行う事が出来ます。
これにより、以下の治療において、より安全で確実な治療計画を立てる事が可能になります。
インプラント治療:
埋入する際の骨の厚みや神経の走行位置の確認。
親知らずの抜歯:
抜歯時の神経の位置確認。
根管治療・歯周病:
歯の根の先の病変(根尖病変)の精査や、骨の吸収状態の正確な把握。
矯正治療:
歯や歯槽骨(歯を支える骨)の形態や状態の詳細な調査、最適な治療計画の立案。
○最新CTの先進機能:呼吸の通り道「気道」の可視化
当院のCTは、歯や顎の骨格情報に加え、呼吸の通り道である「気道」まで可視化・測定出来る先進的な機能を持っています。
- 呼吸の質との関係:顎の成長不足は歯並びを悪くするだけでなく、就寝時の気道を狭くする原因となり、いびきや口呼吸、眠気といった呼吸の質の低下と深く関わっています。
- 小児矯正への貢献:特に小児矯正では、顎の成長を促す治療を行うことで、気道を広げ、将来的な呼吸の質の向上を行います。
広範囲・高精度な画像:
広範囲かつ高精度な画像を取得する事が可能です。また、撮影時に発生する金属のアーチファクト(ノイズ)を低減処理する事が可能です。
ブレの低減と柔軟性:
高速で撮影するため、体動によるブレを低減します。さらに、年齢や頭部のサイズに合わせて最適な時間・照射範囲を設定する事が可能です。
患者様の納得感:
患者様ご自身が立体画像を見ながら口腔内の状態を理解出来るため、「どの部分が悪いのか」「どんな治療が必要なのか」を目で見て納得いただけます。(CTの写真)
超音波根管洗浄機 プレシジョン Ultra X
根管治療(歯の根の治療)は、徹底的に細菌を除去する事が重要です。歯の根の内部は複雑な形状をしているため、手用器具だけでは感染物質が残存するリスクがあります。
強力な洗浄効果:
超音波振動 で液体を攪拌(かくはん)させ、微細な泡と水流の力(キャビテーション効果)を利用し、手用器具では届かない隅々まで洗浄・消毒します。
再発リスクの低減:
治療過程で生じる歯質のかけらや細菌の層(スメア層)を効率的に除去し、細菌の残存を防ぐため、治療の成功率を高め、再発リスクを減らす事が出来ます。
ニッケルチタンファイル
根管治療(歯の根の治療)の成功は、感染組織を徹底的に除去し、根管内を理想的な形に整えるかにかかっています。当院では、その形成処置に**ニッケルチタンファイル(NiTiファイル)**を使用しています。
NiTiファイルが実現する精密な根管治療
高い柔軟性で安心:
従来のステンレス製ファイルに比べ、ニッケルチタン合金は非常に高い柔軟性と弾力性を持っています。これにより、複雑に湾曲した根管にも無理なく追従し、根管壁への負担を軽減します。
短時間で質の高い治療:
電動モーターに取り付けて使用する(ロータリーファイル)ことで、手動よりも短時間で、かつ理想的な形状に根管を形成することが可能です。これにより、治療の効率化と成功率の向上に貢献し、患者様の負担を軽減します。
再発リスクの低減:根管内を理想的な形状に整えることで、感染組織の除去漏れを防ぎ、その後の薬液による洗浄効果も高まるため、むし歯の再発リスクを低減させる事が出来ます。
ラバーダム
当院では、歯の治療時に**薄いゴム製のシートで治療する歯だけを覆う「ラバーダム防湿」**を使用しています。これは、治療部位を唾液や細菌から遮断し、**口の中に清潔な「手術室」**を作り出すための、世界的な標準治療です。
当院の使用方針とお願い
ラバーダムの装着には手間がかかり、その分診療時間が長くなることがありますが、これは患者様の大切な歯を確実に守るために、治療の質を左右する非常に重要な工程です。
当院では、治療の成功率を高めるため、患者様にその必要性と効果をしっかりとご説明させていただいた上で、ご理解・ご協力をお願いし、使用させていただいております。
ラバーダム防湿がもたらす3つの約束
感染防止(再発リスクの低減):
唾液や口腔内の細菌が治療部位(根管内)に入るのを完全に防ぎます。特に根管治療では必須とされる、成功率を飛躍的に高める最大の理由です。
治療の質向上:
患部が乾燥した状態になることで、薬剤が効果的に作用し、精密な処置がより確実に行えるようになります。
安全性向上:
治療器具や強力な薬剤の誤嚥・誤飲を防ぎ、患者様の安全を守ります。
ご使用に関する大切な注意点
ラバーダムは多くの治療で役立ちますが、器具がつけられない歯の場合や、鼻呼吸ができない状態の患者様には使用できないケースもあります。
また、口が塞がれることによる閉塞感や不安を感じる方もいらっしゃいます。不安や苦手なことがあれば、遠慮なくお申し出ください。治療前に歯科医師としっかりご相談させていただきます。
アクセス
おにぎりデンタルクリニック
〒546-0021 大阪市東住吉区照ヶ丘矢田3−4−11アクセス: 近鉄南大阪線「矢田駅」より徒歩3分